- 塩素およびエチレンの合成により得られる塩化ビニルモノマー(VCM)を重合した熱可塑性樹脂。
- 加工が容易で他の樹脂に比べコストが安い世界的に普及している。
- 製造過程における可塑剤の添加量を調整することにより軟質~硬質と求める特性に合わせて物性値をコントロールできる特徴がある。
Polyvinyl Chloride ResinPVC(塩化ビニル樹脂)の分類
分類硬質PVC
比重:1.35~1.45
- 可塑剤ゼロもしくは僅かに含有させると硬質PVCになる。
- 耐熱性は悪い。
- 耐酸性、耐アルカリ性、耐油性は良好。
- 有機溶剤には溶けやすい。
Use Case用途
- 各種パイプ、パイプ継ぎ手
- 建築資材(雨樋、外壁サイディング)
- バルブ、ボトル、排水マスなど
分類軟質PVC
比重:1.16~1.35
- 可塑剤が多量に含まれると軟質PVCになる。
Use Case用途
- 床材、床タイル、壁紙
- 人工皮革、電線被覆
- 食品包装用フィルム、ホースなど